二級建築士

二級建築士と一級建築士の違いとは?

どうも、batabataです!

先日、二級建築士の製図試験の発表がありました。

試験を受けた方、お疲れさまでした!

どんな結果であれ、身になったのではいでしょうか。

 

建築を学んでいる人や、そうでない方も聞いたことがあるかと思いますが、

建築士には一級建築士二級建築士があります。

 

「二級」と「一級」の違いは何でしょうか??

 

そりゃあ、1級のほうがすごいんでしょ?

 

うーん、仰る通り!

 

ですが、厳密に言うと、

一級と二級は、資格取得後に設計できる建物の種類(範囲)が異なります。

 

本記事では、それぞれの特徴や違いをお伝えしたいと思います。

建築士とは

そもそも、「建築士」については

建築士の資格を扱っている公益財団法人の建築技術教育普及センターでは、

下記のように定められています。

 

  • 建築士とは、建築士法に基づく資格で、国土交通大臣又は都道府県知事から免許の交付を受け、建築物の設計及び工事監理等の業務を行う技術者の資格です。
  • 建築士免許は、業務の対象となる建築物の用途、規模、構造に応じて、一級建築士、二級建築士、木造建築士に分類されます。

公益財団法人 建築技術教育普及センターより引用)

 

一見すると言葉が難しいのですが、

要するに一般的に「建築士」といわれる職業は、資格という観点から見ると「一級建築士」、「二級建築士」、「木造建築士」に分類され、それぞれ国家資格ということです。

 

建築物は、街並みを見ての通り、家やビル、公共施設など様々なものが存在します。

そしてそれらは街をつくり、国をつくる、価値として高いものばかりです。

 

だから、誰でも設計や監理ができてしまうと、構造的に不十分だったり、地震に弱い粗悪なものが建つと困ってしまいますよね。

今回は「一級建築士」「二級建築士」の違いについてまとめてみたいと思います。

一級建築士とは

一級建築士を取得することで、どんな建築物も建築することができます。

建築のエキスパートですね。

二級では制限があった建物でも設計することができます。

 

例えば個人の住宅はもちろん、大規模なマンション、超高層ビルまで何でも扱えます。

建物の用途、延べ面積、高さ、軒の高さ、階数について、制約を受けることなく、すべての建築物の設計・工事監理を行うことができます。

学校や病院、商業施設、オリンピック競技施設などの、規模としても大きい、国を代表するような建築物の設計も行うことができます。

規模、構造形式、構造材料共に、「何でも」設計可能な点が一級建築士の大きな特徴です。

つまり、一級建築士には意匠、構造、設備の高度な知識が必要とされます。

(試験の難易度としても、二級建築士よりも非常に高く、より専門的な知識が求められます。)

一級建築士でなければ扱えない建築物

では、具体的にどのような建築物を設計できるのでしょうか?一級建築士が取り扱ことができる建築物の決まりがあります。

  • 学校、病院、劇場、公会堂、集会場、百貨店などの施設で、延べ面積が500立方メートル以上ある建造物
  • 鉄筋コンクリート、鉄骨造、石造、無筋コンクリート造、コンクリートブロック造、レン瓦造であり、延べ面積が300立方メートル高さが13mもしくは軒の高さが9m以上ある建造物
  • 木造であり、高さが13mもしくは軒の高さが9m以上の建造物
  • 延べ面積が1000立方メートルを越え、階数が2階以上の建造物

以上が一級建築士の設計できる建築物です。

冒頭にある、学校、病院、劇場、公会堂、集会場、百貨店などの大規模な建造物は、一級建築士にしか取り扱うことができません。

ちなみに、二級建築士では、「鉄筋コンクリート造・もしくは鉄骨造であり、延べ面積が30立方メートル~1000立方メートルの建物。高さが13mもしくは軒の高さが9mを越えない建物」であれば設計が許されています。

木造の建物しか設計できない木造建築士、鉄筋コンクリートや鉄骨造、木造、石造、無筋コンクリート造、コンクリートブロック造、レン瓦造まで取り扱い可能ですが建築できる建物の高さや面積に制限のある二級建築士、それらに比べて建造物の面積・高さに制限がなく、大規模な商業施設や学校など、様々な建築・設計に携われるのが一級建築士です。

家屋や住宅を担うのが二級建築士だとすれば、一級建築士は商業や国規模の建造物を担う建築士だと言えます。

また、構造設計一級建築士や設備設計一級建築士など、さらに専門的な業務を行う場合、一級建築士の取得が不可欠となります。

 

仕事を依頼するなら、一級?二級?

これまで述べてきたように、一級建築士と二級建築士の違いはあくまで「建築できる範囲が違う」ということでした。

 

ざっくり言うと、一級建築士はビルや公共施設などの大規模の建築、二級建築士は戸建て中心の建築…といったイメージです。

 

注文住宅を検討しているお客様からのイメージからすると、

「二級建築士よりも一級建築士に設計をお願いしたい!」という方は結構います。

それは、なんとなく一級の方が知識・経験が豊富に見えるからでしょう。

 

しかし、あくまで資格は資格です。

一級の方が「偉い」とか、「経験がある」、とも限りません。あくまで、“設計できる範囲が違う”に過ぎないからです。

私もこの仕事を10年近く携わっていますが、資格よりも実務経験に勝るものはありません。大工さんや現場の職人は建築士の資格を持ってない人がほとんどです。

だから、仕事を依頼するなら、設計ができる範囲で一級や二級を決めれば良いと思います。

 

ちなみに、「建築家」は、実は誰でも名乗れます。

芸術家のようなイメージを持っている人に多く、デザインに優れたものが欲しければ、建築家が良いでしょう。

そういったことを踏まえて、自分はどんな建築士になりたいかを考えて資格試験にチャレンジすると良いと思います。

まとめ

一級建築士と二級建築士の違いは、設計できる建築物の規模が違うということでした。

あなたが目指すところに照準を合わせて、二級まで取るのか、一級まで目指すのかを判断してください。

 

私は、戸建て住宅専門の会社なので、二級建築士まで目指すこととしました。

 

ただ、会社によっては「建築に携わる者として最低限、一級建築士は取得すること!」というところもあります。

 

しかし、一級まで受かるには、それなりの時間とお金が発生します。

学校に通うとなると、一級・二級それぞれ約100万ずつは掛かると覚悟してください。

だから実際、戸建て住宅を専門に扱っている私の会社には、私のように「一級建築士までは必要ないから、目指さない」という人も結構います。

 

そんなことよりも1棟でも多く実績を増やしたり、知見を広げたほうが実務に役立ちますからね。

まずは、二級建築士に合格することですが、目的意識を持って勉強することがモチベーション維持にも繋がりますよ!

ABOUT ME
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神奈川県藤沢市住まい。1986年3月生まれ。 住宅会社に勤める建築士&メディアクリエイターです。 趣味は投資、カメラ、テニス、湘南・鎌倉ぶらり旅など。 2020.4に待望の第一子誕生!一児のパパです。 息子は先天性心疾患(心臓病で難病といわれる両大血管右室起始症と肺動脈狭窄症)を持って生まれました。 日々の役立つ情報や感じたこと、子どものことなどを記していきます。 今この瞬間にある幸せを大切にしていきたい。

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