東京都編

世界文化遺産「国立西洋美術館」のル・コルビュジエ展レポート。

こんにちは! batabata(@batabata_t)です。

建築をかじっている人は恐らく一度は聞いたことのある「ル・コルビュジエ」。

フランク・ロイド・ライト、ミース・ファン・デル・ローエと共に「近代建築の三大巨匠」として知られています。

今年の2019年は、国立西洋美術館の開館60周年記念として、「ル・コルビュジエ 絵画から建築へ-ピュリスムの時代」が国立西洋美術館で開催されています。

ル・コルビュジエは、国立西洋美術館本館の設計も手掛けていて、2016年にユネスコ世界文化遺産に登録されています!

僕は、正直こんなに上野のど真ん中にこんな世界文化遺産があるとは知りませんでした…。

なんだか知ってから見るのと、知らないで見るのとでは印象が違うから不思議…。

国立西洋美術館開館60周年記念
「ル・コルビュジエ 絵画から建築へ」の詳細

  • 開催期間:2019年2月19日(火)~2019年5月19日(日)
  • 会場:国立西洋美術館 本館(東京都台東区上野公園7-7)
  • 時間:午前9時30分~午後5時30分(毎週金曜日・土曜日は午後8時まで)*入館は閉館の30分前まで
  • 休館日:毎週月曜日(ただし3月25日、4月29日、5月6日は開館)、5月7日(火)
  • 観覧料:一般1,600円、大学生1,200円、高校生800円 ※中学生以下は無料

国立西洋美術館の開館60周年を記念しての大イベントですね!

チケットは、ヤフオク!やメルカリでも買えるので、時間に余裕があればそちらからゲットするのも良いと思います。

ル・コルビュジエの近代建築と近代美術の融合

今回の展覧会では、ル・コルビュジエが目指していた、近代芸術を学び取ることができます。

コテコテの建築展ではなく、更に広い枠・・・まさに「作品」を感じることができます。

1階の19世紀ホール

 

ちなみに、ル・コルビュジエの建築を日本で見ることができるのは、この「国立西洋美術館」のみなんです。

1階の19世紀ホールを見上げる。

 

アートでも建築でもない、もっと大きい枠の「作品」。

それを提言しているかのように、ル・コルビュジエの目指し空間のどこを切り取っても美しいです。

あいにく撮影できる場所が、

入ってすぐの19世紀ホールのみだったので・・・あとは個人的な感想を書こうと思います。

感想・まとめ

スイスに生まれたル・コルビュジエことシャルル=エドゥアール・ジャンヌレ。

同年代の画家のアメデ・オザンファン(1886~1966)とともに、本展タイトルにある「ピュリスム(純粋主義)」運動をはじめたのをきっかけに、物語が始まったことがよく分かります。

(“ピュリスム(純粋主義)”とは、芸術に普遍的な規則を求め、比例と幾何学によって明快な食器や楽器などありふれた対象を安定感ある構図構成をつくりあげるというものです。)

batabata
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要するに、これまでとは違った芸術手法で絵を描いていました。抽象的なものが多いように感じますが、秩序ある構成が安定感を与えてくれる絵を描いていました。

1922年には従弟のピエール・ジャンヌレと共同の事務所を開き、建築家としての活動を本格化させていきました。

有名な建築の一つを挙げるとすると、「サヴォア邸」が有名ですよね。

ウィキペディア(Wikipedia)より。

 

均衡のとれたデザインが美しいです。

芸術と建築を融合させることで、新たな価値を生み出してきたル・コルビュジエ。

その歩んできた歴史を、ル・コルビュジエ自身が設計した美術館で見ることができるという、最大の贅沢。

なんだか自分自身が芸術の中にいるような感覚になる、不思議な体験でした。

 

ABOUT ME
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神奈川県藤沢市住まい。 設計会社に勤める30代建築士&メディアクリエイター。 趣味はカメラ、テニス、湘南・鎌倉ぶらり旅、投資など。 2020年4月に待望の第一子の息子が誕生!息子は心臓病(両大血管右室起始症肺動脈と肺動脈狭窄)を持って生まれ、手術は成功したものの脳梗塞を発症。その影響から右の手足に麻痺が残っています。 子育てや病気のこと、趣味のこと、日々の雑記や感じたことなどを記していきます。 今この瞬間にある幸せを大切にしていきたい。

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