どんな試験においても同じことが言えるのですが、
試験当日はこれまでの集大成です。
100%以上の力は基本的に出ないと思っていてください。
逆に言えば、あなたは十分勉強してきたと思えるかどうかで決まります。
試験前日の取り組み方について、アドバイスさせていただきます。
Contents
試験前日の心得①:いつも通り過ごそう!
試験前日となると、緊張からかどうしてもソワソワしてしまいますよね。
試験までいよいよあと1日です。
ここで落ちたらまた1年頑張るのか…と、
落ちたときのことは誰しもが考えることです。
それは受験者全員が同じことです。だから、そんな自分を受け入れてあげましょう。
建築士を目指す人は、試験前日の土曜日でも仕事が入っているという人も少なくはないと思います。
できたら、仕事を休める人は休みにしたいですが、社会人たるもの…必ずしもそうもいかないですよね。
どちらにせよ、基本は普段通りでいることが大事です。
急に新しい問題集に手を出してしまうと、「こんな問題見たことがない!」と焦ってしまいます。
焦ってもいいことなど何もありません。
一番良いのは、今まで自分がやってきた参考書を眺めることです。
「よくここまでやったなぁ」と自分を褒め称えてください。
その自信が、よりよいパフォーマンスを生み出してくれます。
厳しい言い方をすると、
前日で焦って勉強しただけで合格できるほど、甘くはありません。
これまでコツコツやってきた人だけが受かる試験です。
悪あがきせず、いっそのこと余裕をかましてやりましょう!!
試験前日の心得②:夕食は少し控えめに!
明日に備えてカツ丼を食べよう!!
・・・というのは、申し訳ないですが、古い時代です。
夕食は胃もたれのしない、あっさりとした食事を中心に、量は少なめにしましょう。
特に、お腹を下しやすい生ものや、胃がもたれる揚げ物は避けるべきです。
小腹が空いたら、チョコレートや飴をつまんで、脳に糖分を送ってあげましょう。
・・・ただ、僕はから揚げが大好きなんですが、1個だけ食べました(笑)
持論ですが、好きなものをちょっとくらい食べるのも良い気持ちの切り替えになるので良いと思います!
ただし、食べ過ぎは注意ですよ!
試験前日の心得③:夜は早めにゆっくり休もう!
前日の夜更かしや徹夜は厳禁です。
試験当日は1日掛かりの大イベントです。
だからこそ、前日は身体を休め、早めに(遅くても0時までには)寝るよう心がけましょう。
睡眠は翌日のパフォーマンスをより効果的なものにしてくれます。
できたら、睡眠の1~2時間くらい前に少しぬるめのお風呂に入りましょう。
全身が暖まることで、血液が身体中に行き渡り、リフレッシュになることでしょう。
試験前日の心得④:勉強の範囲は復習を中心に!
勉強内容については、復習を中心にしましょう!
今まで使ってきた参考書、テキスト、ノートを見直しましょう。
新しいことは覚えないようにしましょう。焦ってしまうだけでいいことはありません。
試験前日の心得⑤:当日の持ち物を準備しよう!
勉強漬けになっていると、案外忘れてしまうのが当日の持ち物です。
二級建築士の学科試験で必要な持ち物は以下の通りです。
必ず持っていく持ち物
- 受験票
- 使い慣れた黒鉛筆(HB又はB程度、シャープペンシルを含む)、鉛筆削り
- 新品の消しゴム
- 腕時計(携帯電話は不可)
- 使い慣れた法令集【学科Ⅲ(法規)の問題を解答する場合に限り、原則として1冊。】
忘れがちな時計については絶対に持っていきましょう。会場にない場合があります!
携行できないもの
- 電卓
- 計算尺
- 計算機能等のあるもの
- 電動消しゴム
- その他上記①、②以外のもの
以上です。
基本的に受験票に書かれている【携行品】を見て、当日の持ち物を準備しましょう。
もし過去に受験経験がある人も注意です。去年までは携行ができたものでも、今年はNGという可能性もあります(可能性は低いですが)。
建築士の学校でお馴染みの日建学院では、下記のような持ち物を推奨しています。
(重複している部分があります。)
① 受験票
② 身分証明書
③ BかHBの黒鉛筆又はシャープペンシル
④ 消しゴム(新品が望ましい)
⑤ 鉛筆削り
⑥ 時計(携帯は試験中使用不可)
⑦ 法令集(規定外の書き込みの消去・付箋等は取り外しておく事)試験で使えるのは1冊のみの可能性がある。
⑧ 昼食
⑨ タオル・軽く着るもの
昼食は会場近くのコンビニは必ず混むので、当日の朝か前日には用意しましょう!
試験前日の心得⑥:イメージトレーニングで勝利を掴め!
ソチオリンピックで金メダルを見事獲得したフィギュアスケートの羽生結弦選手は、日本からソチへの10時間以上のフライト中、常に4回転ジャンプのイメージトレーニングを繰り返したと言います。
そして本番では見事4回転ジャンプを決めました。
羽生結弦選手は実際に次のように語っています。
「目をつぶると(4回転)サルコウとトウループのことしか頭にありませんでした。そのまま寝たので、ジャンプを跳ぶ同じシーンが永遠に繰り返されて、全部跳べていました。機内で身体を休ませながら、やるべきことをやったという感覚です。」
(引用:Number |ソチ五輪EXPRESS)
イメージトレーニングによるパフォーマンス向上の効果は、科学的根拠としてもすでに証明がされています。
だから、二級建築士の試験当日の朝~試験終了までの一連の流れを、前日からよくイメージしておきましょう。
例えば、
朝○○時に起床~○○時に朝食~○○時に出発~○○時の電車に乗る~○○時に会場入り~試験前までのおさらい~試験中のイメージ~試験終了時のイメージ
・・・といった具合です。
それは、夜に布団に入りながらでもO.K.です。
可能だったら、苦手な問題を自分の頭の中で作り、その説き方を復習しましょう。
ノートに書くのではなく、頭の中で整理することが大切なのです。
どんなトップアスリートもイメージトレーニングを怠りません。
試験を受けるあなたも一人のアスリートです。
特に試験前日は、身体を休めながらリラックスしながらも、頭のキレの鋭さは磨いておきましょう。
まとめ
特に試験前日は大切な1日です。
・①いつも通り過ごす!
・②夕食は少し控えめに!
・③夜は早めにゆっくり休もう!
・④勉強の範囲は復習を中心に!
・⑤当日の持ち物を確認しよう!
・⑥イメージトレーニングで勝利を掴め!
必ず万全な状態で臨みましょう!